みなさんこんにちは。

今日は使い終わったラッカー塗料の洗浄方法について紹介します。

ラッカー塗料瓶の掃除 (8)


ラッカー塗料を使い切った!となっても壁面や底には塗料の塊が残ります。
そのせいでなかなかそれをスペアボトルにすることも難しいですね。

ラッカー塗料瓶の掃除 (1)

いちいち溶剤などでふき取るや、漬け置きするにも…
時間と手間に加えて悪臭や、廃棄など様々な苦しい要素があります。

しかし、今回はその問題をマルっと解決します。

今回は、
お手軽に薬局で買えるある洗剤を使ってラッカー塗料の瓶をきれいにする。


方法を解説しようと思います。


この方法を使うと 特別なものを使わず、大量の空き瓶を安いコストで作ることができます。 ぜひご活用ください。




今回説明すること。


  • 何を使って剥がすのか?
  • 実際の作業
  • 理由






何を使って剥がすのか?

ではまず使うものからです。
「オレンジオイル配合の中性洗剤」を使います。

「中性洗剤?そんなものではがせるの?」と思われると思います。
しかしながら、剥がれるのです。
理由についてはあとで、とりあえず方法を解説しますね。



作業に必要なもの一覧

  • 適当な耐水性容器
  • オレンジオイル配合の洗剤
  • ザル
  • ヘラ(個人的に耳かきやアイスの棒が使いやすい)や たわし

ラッカー塗料瓶の掃除 (1)
これらを使います。



洗剤について

今回はチャーミーマイルドを使いました。
ラッカー塗料瓶の掃除 (2)
他には、今までキュキュットやジョイを使ってきました。
しかし、どれでも問題はありませんでしたのでどれでも大丈夫だと思います。



実際の作業

実際の作業ですが、非常に簡単です。
  • 1 ラッカー塗料の瓶と蓋をそれぞれ完全乾燥させる。
  • 2 洗剤を溶かした水(水溶液)に漬け込む
  • 3 へらなどではがす。


となります。



1 ラッカー塗料の瓶と蓋をそれぞれ完全乾燥させる。

瓶に張り付いた塗料を完全乾燥させます。
臭いや毒性が気になると思うので、無害なところにおいて乾燥させましょう。
ラッカー塗料瓶の掃除 (8)



2 洗剤を溶かした水(水溶液)に漬け込む

オレンジオイル配合の洗剤を入れた水(水溶液)を用意します。
全部使う必要はありません。目検討で1割未満で十分です。


それをバケツか何かに入れて完全乾燥させた塗料瓶をつけおきします。

ラッカー塗料瓶の掃除 (3)

漬け置きする期間は 約半日~1日程度。 1日を超える分には問題ありません。
しかし、最低半日は付けおくことを推奨します。

そうすると瓶の塗料の塊がはがれ、だんだん浮いてきます。
ラッカー塗料瓶の掃除 (4)



3ヘラなどではがす。

へらなどを使って剥がします。ヘラは木べらがおススメですね。

これは瓶を傷つけることがすくないためですね。
個人的に耳かきを使うと瓶の口付近も剥がしやすいのでお勧めです。

ちなみに流水でも剥がれます。 しかし、流水の場合、塗料の塊が排水溝に流れるため、流水は全部剥がしてからがおすすめ。


こんな塊もごろっととれます。

ラッカー塗料瓶の掃除 (5)




注意点

漬け置きした水の廃棄方法」です。
漬け置きした水について洗剤と水のみならばそのままポイできます
しかし、塗料のゴミが大量に水中にあります。
そのまま排水管に水と一緒に捨てるのはやめましょう。
配管が詰まる原因などになります。

対策として、ザルなどで漉し(こし)ます。

ラッカー塗料瓶の掃除 (7)

塗料のゴミは各自治体の方法に則り捨てましょう。
(うちの地域は燃えるゴミ)




理由 ~なんでこんなことができるの?~

ざっくりと理由を言っちゃうと、
1 瓶に対してラッカー塗料は食いつきが弱く、すごい小さい隙間があったりします。
2 オレンジオイル洗剤水で漬け置くと、塗料と瓶の間に染み込み、洗剤の汚れを浮かせようとする力が働く
このようなためペロッとはがれるんですな。






まとめ

今回をまとめるとこんな感じです。

塗料瓶を掃除したければ、オレンジ洗剤水を使って漬け置き
※ただし、ゴミの廃棄は気を付けよう


となります。

この技を使えると、調色した塗料などの保存に使うスペアボトルを大量に生み出すこともできるため、かなり捗ります。ぜひご活用下さい。

それでは本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。