みなさんこんにちは。
今日は「エナメル割れ」を防ぐ話です。


スミ入れと言えば、タミヤエナメル塗料!と言わんばかりに
各模型誌、ネットのHOWTOで紹介され、もはや耳にタコができるほど
エナメル塗料を使ったスミ入れについて、紹介され、みなさん聞き飽きていると思います。

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しかし、同時にスミ入れをしたときに「割れる」という現象を体験したことがある方も多いはずです。一度割れると‥最初から塗装やり直しです。

今回のHOWTOは 家にあるものを使い、できるだけお手軽に「割れ」を防ぐための方法を紹介したいと思います。





家庭にあるものでエナメル割れを防ぐ方法

非常に簡単に行うことができます。
それは、ドライヤーを使うことです。


ドライヤー




いったいどうして?


「ドライヤーでなんで割れを防ぐことができるの?」と疑問に思う方が多いと思います。

理由は エナメル塗料でプラが割れる原理 が関わっています



エナメル塗料で割れる原理


エナメル塗料に含まれる溶剤は他の塗料にとても染み込みやすく、プラスチック自体を脆くします。そして脆くなったプラに圧力がかかり割れます。

しかし、ドライヤーでなぜ防げるのか?と思いますよね。

それは「染み込んで割れるのなら、染み込む前に乾けば染み込まない」からです。

一瞬ついただけでは当然プラスチックは割れません。 しかし、乾かずに塗料で濡れ続けることで染み込み、プラを弱らせるんですな。


ではドライヤーを使った具体的な方法を書いていきます↓


具体的な方法

では具体的な方法です。もう何となくわかるでしょうが、非常にシンプルな方法です。


スミ入れした後すぐ、あるいは拭きあげをしたあとすぐにドライヤーを当てる。


これだけ。

注意点として、
温風だとパーツが変形してしまう可能性があるため「冷風」がおすすめ。特に細かいパーツは必ず冷風を使いましょう。

通常では乾燥に時間がかかり染み込みますが、この方法ならばすぐに乾き割れを防げます。


実際にこの方法で作成した局地型ガンダムは割れることが0でした。
しかも
スミ入れ、シャドウ、ウォッシング、すべてエナメル筆塗りで行いましたが、割れが0です。



常日頃エナメル塗料でスミ入れをする方。
エナメル塗料でスミ入れをしたいけど、割れるのが怖い方はご活用ください。

ということで今回はここまでです。
次回もよろしくお願いします。