みなさんこんにちは ぺぐです
今日はプラモの素材について話をします。
「プラモなんだから全部プラスチックでしょ。」と思われる方、いると思います。 ただ、みなさんこんなことありませんか?
- プラモ用接着剤で接着しようとしたのに特定のものだけ接着できない。
- 瞬間接着剤でプラを接着しようとしたのに特定のものだけ接着できない。
- 色塗ったら関節だけ割れた、溶けた。もしくはいっつも壊れる。
などなどこんな困ったことがありませんか?
プラスチックも用途によって実は種類がたくさんあります。
それはプラモデルも同じです。実は箱をよ~~~~くみると、このように成分表示があるんですね。

それぞれ素材は違った特徴を持っています。
そのため、それぞれに合った処理をやってあげないとこのような事態になるんですな。
世界には20以上のプラスチックが存在します。
となると、「ええ…そんなに覚えられないよ…。」となりますよね。
しかし、プラモで知っとくのは「3種類程度」です。 今回は「割れ、溶け、接着できない」といった事故を防げるように、主にプラモに使われている3種類の素材を紹介します。
プラモに主に使われる素材3つ
- 1PS
- 2ABS
- 3PE
PS
ポリスチレンと言われるものです。最も多く使われるもので「スチロール樹脂 」とも呼ばれます。
プラ板、ガンプラ、ACプラモなども基本的にこの素材。
特徴
- 加工が楽
- 接着可能(セメント、瞬間接着剤)
- 溶剤耐性あり(そんな割れない)
といった特徴があります。
優等生って感じですね。
特に注意することもなく、普通に使えます。
くっつけられる接着剤についてはたくさんあります。
おすすめは以前紹介したため、そちらの記事を活用ください。
→
ABS
エービーエスと言われるものです。
ゾイドやMG、RGのフレームなどに関節部に使われる素材です。
特徴
- 加工が少し大変。固くて粘り気がある。
- セメントで接着できない。専用のABS用セメントが必要
- 溶剤耐性が低い
という特徴があります。
補足
加工が少し大変。固くて粘り気がある。
ABSは頑丈なため、耐久性が必要なパーツに使われることが多いです。ガンダムならば、MGやPG、RGのフレーム。
他にもたくさん使われており、主にポリキャップのない可動モデルなどに使われます。
セメントで接着できない。専用のABS用セメントが必要
素材がそもそも違うため、PS用の通常のセメントでは溶かせません。
そのため専用のABS用の接着剤を使う必要があります。
ただ、瞬間接着剤でも接着できます。
塗装派の方はそちらを使うのがおすすめですね。
溶剤耐性が低い
最も注意しなければならないところです。
ABSは溶剤の耐性が低いため、ラッカー、エナメル塗料と相性が悪いです。
そのため結構簡単に「ひびや割れ」が起きてしまいます。
対処法はプライマーやプラサフを使う。水性塗料を使うなどいろいろあります。
特にアクリジョンはABSでも割れにくいことが売りなため、そちらを使うのもありだとおもいます。
ということでたくさん注意事項があるため、加工の時には注意しましょう。
PE
ポリエチレン とよみます。
ポリキャップなどに使われることが最も多い素材です。
特徴
- 柔らかく弾力がある。
- 基本的に接着できない
- 基本的塗装できない
という特徴があります。
見ただけでも嫌になりそうなことが描いていますが、補足していきましょう。
柔らかく弾力がある。
ポリキャップなどで使われることが多いため、グミのように柔らかいです。基本的に接着できない
接着できないの!?と思われると思ますが、基本的に接着ができません。
セメントでも瞬間接着剤でも接着は難しいです。
しかしながら、瞬間接着剤はプライマーというものが販売されました。
そちらを事前に塗れば 瞬間接着剤なら接着ができます。
基本的に塗装できない
塗装できないの!?と思われると思います。
はい、できません塗った後にちょっとでも擦られたら剥がれます。
塗るためにはプライマーが必要です。
幸い今はミッチャクロンなど豊富にプライマーがあります。
それらを使いましょう。
今回の記事は以上になります。
最後にそれぞれの加工、接着塗装などに必要な道具をまとめました。
そちらもご活用ください
PS
こちらの記事にまとめています。
では次回もよろしくお願いします。
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