ご覧いただきありがとうございます。


今回からアナザーセラフの制作記事です。


アナザーセラフって? 

アナザーセラフというのはナインボールセラフの黒いカラバリ品です。


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▲当時はAmazon限定販売品


ゲーム本編には登場しませんが、外伝の電撃ホビーの小説である『アーマードコアブレイブニューワールド』や、『Another centurys episode R 』に登場する機体となります。


現物はないため、今回は普通のセラフをリペイントしてこのアナザーセラフを作っていきます。





やっぱりデカイ 

今回セラフは2回目の作成です。

相変わらずデカイため、表面処理は大変。


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▲サイズは某五万円フィギュアに匹敵です。


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腕のみでも1/144のガンダムに匹敵します。




こだわりのライン 

こんな大きい機体ですが、基本の表面処理だけでも丁寧にやれば間違いなくカッコ良くなりますので頑張ってやってます。

表面処理の中では胸、肩、など全身の部位のグレーと赤の装甲は境界線がガタつきますので全てツライチ処理をしてます。

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▲例として胸パーツ。ツライチ処理することでラインが綺麗になります。





■大きな変更点 

コトブキヤのナインボールセラフは開発設定画に比べて非常に太もものデザインが異なります。

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ただ、修正しようとするとフルスクラッチレベルなため、プラ板などを使い、シルエットをそれらしくするように改修しています。


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▲形状調整したプラ板を重ねて複製

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そして貼り付け。

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あとは微調整と削り出しで整えて完成。


太ももの形状を改めると脚が短く見えてしまうため、スネと足首の間のフレームにスペーサーを入れて身長を伸ばしてます。

しかし、これをやると股関節が詰まってる感が出てしまいます。

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そのため、ワッシャーのようなパーツを作って幅増ししてます。



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作り方はどのくらい大きな穴を開けるかアタリをつけてニッパーぐるぐるして広げます。
仕上げに穴の中はすり鉢条になるため、デザインナイフで中を面取りします。



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あとははめ込むことができるため、ゴリゴリ削って完成。
今回は2つ作るためプラ板を事前に2枚重ねて仮接着した状態で作業し、形状ができたら剥がして数を揃えてます。


■背負いものはでかいだけではダメ? 

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セラフといえばこの巨大なバーニア類です。今回は下側だけではなく上にも伸ばしてます。

足までつきそうな翼などは一見カッコ良さそうです。
しかし、上側が短すぎるなどすると、だらしなくぶら下がった印象になることがあります。

取り付け位置による調整は難しいというのともあったため、今回は上側を伸ばしているんですな。



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▲上側を伸ばすことでゲーム的なシルエットにも近づくこともできています。




細かな改造と調整 

基本的に先程のツライチ処理以外の大掛かりな改修は実は控えめです。


元の出来が良いのでちまちまとした調整を中心に行い、隙をなくすことがメインとなりました。




肩のボールジョイントは市販品に変えるため、プラ板を埋め込み、その後にポリキャップをパテで固定して受けにしてます。


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▲首周りの丸パーツが折れていたため伸ばしランナーで修正(赤色)


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▲変形時に機種と本体を支えるパーツは折れてたため、2mmプラ棒で修復してます。直径が合わないため、受け側の穴をピンバイスで穴を広げてます。



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▲膝近くのインテークは途中で欠けたような感じになってるためプラ板で自作



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▲ディテールをピンバイスやノミで彫ってます。


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ブースター類は内側を削ってシャープにしました。



今回はここまでです。
ご覧いただきありがとうございました。
それでは次回もよしなに。