みなさんこんにちは。
今回はトップコートしたらスミ入れがにじむのがなんで?といった記事です。

エナメル溶剤
墨入れしたのに
表面がにじんでうまくふき取れない!
拭き残しができてにじんでしまう!

といった内容の原因と解決法をお伝えしようと思います。


原因

原因はほとんどの場合つや消し塗装の状態でスミ入れするからになります。

塗装というの表面に微細な凹凸があります。
特につや消し塗料や、つや消し系トップコートを吹いた後というのは凹凸が強いです。
その凹みに塗料が入り込みにじみます。そしてふき取りにくくなってしまうんですな。

つや消し
▲表面がつや消しの時は注意。


じゃあ解決法は?

解決は非常にシンプルで表面が平滑になればいいんです。
やり方は「事前に光沢系クリアーを吹く」こと。

・つや消し塗料で塗装をした場合  → 光沢~半光沢クリアーを事前に吹く


半光沢 (2)
▲光沢系クリアーは、表面が非常に平滑です。
 それでコーティングすることで表面が平滑にふき取りやすくなるんですな。

☆にじんでふき取りそのものが難しい場合のリカバリー方法
 表面を削ります。
 まぁガリガリっと表面を400番のかみやすりで~ というわけではないのでご安心ください。
 ▼よくある「メラミンスポンジ」(激落ちくんとかのあれ)や「コンパウンド」で表面を磨きます


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 この方法で表面を綺麗にすることができます。



じゃあ光沢トップコートは必ず吹かないとだめ?

別に必ずしもそういうわけではありません
必ずそういうものを吹くとなると、工程も塗料代も増えて大変です。
理由は▼

・正直慣れてくるとよっぽどガサガサな表面じゃない限り、つや消し相手でもそこまで
 にじまないスミ入れもできたりするようになります。

・最近のつや消しトップコートはかなり表面が平滑にできる商品があります。
 そのため、スミ入れしてもにじまなかったりするものもあります。

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▲クレオスのプレミアムトップコート(緑色のやつ)はかなり表面が平滑なので、
 割と行けます。
 それでもうまくいかない!て時の手段としてに光沢系を吹くことを知っておくと
 いい感じです。

FullSizeRender

▲この作品はプレミアムつや消しトップコート後にスミ入れしました。
 特に問題はありませんでした。


それでは本日はここまでです。
まぁ、ガサガサにならないように気を付けつつ、なってしまったときのリカバリー法を知ってればとりあえず大丈夫といった感じですので色々やってみてください。
それでは次回もよろしくお願いします。