みなさんこんにちは。



ACVI ミラージュ セレナ のガンメタ版の製作記事記事です。

FullSizeRender
※正式名称はMAIN CORE TYPE MIRAGE C05-SELENA ガンメタver.
 本記事では、ガンメタセレナと呼称します
今回は、基本的な作り方などのコンセプトを紹介していきます。

本キットについて

2007年に発売された本キットは、コトブキヤの古いキットになります。
ARMORED CORE3のOPに出てくる ミラージュ重装型を非常に高いレベルで立体化した品となります(それのカラバリ)。 IMG_1399
造形は本当にレベルが高いものとなっているものの、課題もあります。


ACVIは他キットと部品交換が楽しめるものとなっているため、一部共通規格の関節となっており、その関係でバランスが合わなくなっている個所などがあります。 幸い本機はACVI初期に発売されたキットのため、流用箇所が関節のポリキャップぐらいでほぼ完全新規です。
関節類を調整して、造形面は基本的に解決ができます。


しかし、他にもあります。
コトブキヤの技術がまだ初期のころのキットです。
細部の精度が甘く、関節類も緩かったりきつすぎたりしてなかなかに扱いにくいです。
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特に本キットは重量級で、右手に持っているバズーカも大型です。
自重に負ける。バランスが取れなかったりは日常茶飯事。

これらの問題点もあるキットのため、それらの調整も行っていきます。


実はさらにある厄介な点…

そして、今回はさらに厄介な点があります。 今回製作で使う品は「ジャンク品」となります。
ジャンク品であればどのようなことが起きるかというと…

本来はある部品の不足や、擦れ、えぐれ、遊んだ後のダメージがある。


という状態になっています。



そのため、今回は追加して工作を行います。

  • 1.ゲートのえぐれ、擦れ、凹みなど多数ある傷を処理をする。
  • 2.不足品は自作か複製をする。



新品であればこのようなことをする必要はありません。
しかし、10年以上前に発売された年季が入ったジャンクなのでこの辺は致し方ありません。





基本的な工作について

これから全体に共通して行う工作を紹介します。

表面処理

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ゲート跡や傷、ヒケなどについては「瞬間接着剤」や「ラッカーパテ」を使って肉盛り。
その後紙やすりで400〜600まで表面を削り、綺麗に整えます。

注意点として、ミラージュタイプのACは曲面が多いです。
そのため、角ばらないように、丸みのある個所は800番まで処理をし、滑らかな形にしています。


そのほかにジャンク品のためパーツの角のや端の部分の欠けがありました。
プラ板を貼る、瞬間接着剤などで補修をするなどで、角や面をしっかり出しています。





不足品について

なかなか心配になる不足品についてです。
私は他にも同じキットの在庫を持っています。

そのため、今回の不足品はほぼ「お湯まる + ポリパテ」で複製して数を揃えています。
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しかし、この方法は手軽な反面そこまで精度が出ません、その後の工作は必須です。

他にポリパテでは強度不足であった場合は、プラ板でその強度に難がある部分を新しく作ってます。
手間はかかりますが、これですべてのパーツを揃えています。
メーカーからの供給が消えると「自作」「中古品漁る」「複製する」くらいしか選択肢がありません。
ジャンクを買う時はご注意ください。

私は幸い中古品たくさんあるので、「複製」を選びました。
ちなみになぜそれを選んだかというと、
最後に部品が足りないキットが残されるのは、なんだかカワイソウ。
というかよくわからない罪悪感あるので、私は複製して揃えています。(笑)

部品取りするのが一番手っ取り早いんですがね(汗)



ということで今回はここまでです。
 「ACVI ミラージュ SELENA ガンメタ.ver」の細かい記事は順次増やしますのでよろしくお願いします。

それではまた次回もよろしくお願いします。